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No.490 2014/01/07~2014/01/13掲載
言語一般 日本語の構造 形態・語彙体系

次の文章を読み、問いに答えよ。

 

「時は金なり」ということわざがある。これは「時間」が非常に貴重なものであること、無駄にしてはいけないということを、「金銭」の持つ特質との  (ア) に着目して言った言葉と考えられる。

ことわざは「教訓を短い言葉で分かりやすく言う」という性質があるので、このような比喩は非常に多く見られる。「時・時間」と「金銭」の (ア) に着目したものとして、慣用句の (イ) もその一例として言ってよいだろう。

また、ことわざ・慣用句には、 (ア) ではなく、 (ウ) に着目したものも多く見られる。例えば「口をそろえる」「口を合わせる」「口を添える」などは、「言葉」の意味で使われている。このような比喩を (エ) という。身体に関連した慣用句には同様の例が多く見られるが、 (オ) もその例と言えよう。

 

問1)

文章中の(ア)に入れるのに最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 隣接性
  2. 類似性
  3. 有標性
  4. 互換性

問2)

文章中の(イ)に入れるのに最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 光陰矢のごとし
  2. いざという時
  3. 時が流れる
  4. 時を稼ぐ

問3)

文章中の(ウ)に入れるのに最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 隣接性
  2. 類似性
  3. 有標性
  4. 互換性

問4)

文章中の(エ)に入れるのに最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. シネクドキ
  2. メタファー
  3. メトニミー
  4. シミリ

問5)

文章中の(オ)に入れるのに不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 頭が切れる
  2. 耳が遠い
  3. 手を着ける
  4. 足が棒になる

 

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【解答】

問1) 2
問2) 4
問3) 1
問4) 3
問5) 4

【解説】

問1)

「非常に貴重で無駄にしてはいけない」という特質が「時間」「金銭」の両方に備わっている。

問2)

「稼ぐ」の対象となるのは本来「金銭」である。「時・時間」と「稼ぐ」が共起した背景には、「時・時間」と「金銭」の類似性に着目したものと考えられる。

問3)

「言葉」は「口」から発せられる。その「隣接性」に着目したものである。

問4)

1「提喩」(上位語・下位語)。2「隠喩」(類似性)。3「換喩」(隣接性)。 4「直喩」。

問5)

4は「筋肉がこわばって、足が棒のように硬くなっている」ことを表したもの。

 

 



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