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No.44 2005/02/03~2005/02/09掲載
言語と教育 言語教育法・実技(実習) 

問1 ロールプレイについて述べた。誤りを選べ。

1. ロールプレイとは、場面と役割を設定し、即興で対話をさせるドラマ活動である。
2. ロールプレイでは、現実のコミュニケーションと同じように、予期しないことにも対応する力を養うことにねらいがある。
3. ロールプレイは、与えられた言語表現の繰り返し練習ではない創造的作業であり、学習意欲も高める効果がある。
4. ロールプレイは、あらかじめ場面や状況に必要な語彙や表現を指導してから行わなければならない。
 
問2 次に挙げるロールカードを使ったロールプレイの特徴を最もよく表しているものを選べ。

 

ロールA:

会社員
状況: 映画のチケットが2枚あります。友だちのBさんを誘ってください。あなたは今度の土曜日に行きたいと思っています。週末はいつも暇です。
 
(1)
Bさんを映画に誘ってください。
 
(2)
理由を聞いてください。  
 
(3)
来週の土曜日に一緒に行こうと、もう一度Bさんを誘ってください。

 

ロールB: 会社員
状況: 友だちのAさんに映画に誘われました。土曜日は仕事の都合で行けません。見たかった映画なのでとても残念です。ほかの日に変えてもらいたいと思っています。
 
(1)
Aさんの誘いを断ってください。
 
(2)
理由を話して、残念な気持ちを話してください。  
 
(3)
ほかの日でもいいか、Aさんに聞いてみてください。
 
 (4)       
誘いを受けてください。

 

1. 相手とのやりとりによって譲歩したり、予定を変更したりという現実のコミュニケーションに近く、意味のあるロールプレイになると言える。
2. 会話の展開が決まっているということで、現実のコミュニケーションにはほど遠いロールプレイになるが、ロールプレイに不慣れな学習者や初級レベルの学習者にとっては適していると言える。
3. 現実に近い会話をよくとらえてロールプレイに結びつけようとしている。ただ、カードの指示の文言から相手の反応が予測されるという点が創造性という観点から言うと不完全である。
4. AもBも最初に言うことは決まっているが、そのあとは相手の反応によって、自分の言うことを考えなければならないという点でロールプレイに慣れていない学習者に適していると言える。

 

 

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【解答】

問1: 4
問2: 2

【解説】

問1: ロールプレイの指導の仕方にもいろいろな方法があるが4のように固定的に扱う必要はない。より創造的なコミュニケーションを行わせたいときには、ロールプレイを先行させてから、後で必要な言語を付加するようなやり方もある。

 



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