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No.413 2012/07/03~2012/07/09掲載
言語一般 日本語の構造 文法体系

日本語の動詞は活用する。すべての活用形を通じて変わらない部分を(1),これに付加されて活用形ごとに異なる部分を活用語尾と呼ぶ。いずれの部分も1語としての動詞よりも下位に位置する単位であり,このような意味を表す最小の単位を(2)という。
さらに,日本語の動詞は,比較的規則的な活用をすると言われる。まず,五段動詞は,Ⅰ類動詞やX動詞などと呼ばれる。また,一段動詞は,Ⅱ類動詞やY動詞などと呼ばれる。不規則動詞は,(3)の2語しかない。
初級の日本語学習者が辞書形から見分ける方法としては,不規則動詞二つはそのまま覚え,それ以外で,まず,「る」で終わらないものは五段動詞である。「る」で終わるが,その前がイ段,エ段にならないものは,同じく五段動詞である。イ段,エ段のときは,ほとんど一段動詞だが,(4)のような例外もあるので注意しなければならない。
 

問1)

文章中の(1)(4)にに入れるのに最も適当なものを,次の1~4の中からそれぞれ一つずつ選べ。

(1) 1. 語幹   2. 語義   3. 語形   4. 語源
(2) 1. 畳語   2. 形態素  3. 単独語  4. 異形態
(3) 1. 「いる」と「ある」
    2. 「いる」と「する」
    3. 「くる」と「する」
    4. 「くる」と「ある」
(4) 1. でる   2. たべる   3. みる   4. きる
 

問2)

文章中のXYの組み合わせとして最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。

  1. X=子音語幹,Y=強変化
  2. X=母音語幹,Y=弱変化
  3. X=子音語幹,Y=母音語幹
  4. X=母音語幹,Y=子音語幹

 

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【解答】

問1)

(1)1
(2)2
(3)3
(4)4

問2)

3

【解説】

問1)

(1) 3. 語形は,語の「音声面」を指す。2. の「語義」と対になる。
(2) 「意味をあらわす最小の単位は形態素」平成21年度出題。
(3) 学校文法では,「くる」はカ行変格活用,「する」はサ行変格活用に分類される。
(4) 「着る」は一段動詞だが,「切る」は五段動詞。

問2)

「書く」の場合「kak-u, kak-anai, kak-eba」と語幹部分は子音で終わっている。

 



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