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No.226 2016/02/23~2016/02/29掲載
言語一般 日本語の構造 文法体系

*この問題は2008年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。 

次の文章を読んで、後の問いに答えよ。

 日本語の動詞は様々な観点から分類される。
 三上章は、受け身の形を作ることができるかどうかで( 1 )という分類を立てた。後に、彼はこの分類をさほど有効なものではないとしたようだが、日本語のノン・ネイティブにとっては直感的にわかるものではなく、辞書などにその区分を残すことは有効であると思われる。
 この分類の持つ特徴とよく似たものにA動作性動詞と状態性動詞がある。またB無意志動詞も受け身形を持たないものが多く、三上章には、これらの区分のほうがより合理的に見えたため、自らの仮説を無価値なものとみなすようになったようだ。
 金田一春彦は「ている」という形の意味、用法に着目して動詞の4分類を行った。松下大三郎や佐久間鼎がすでに指摘していた「ている」の違いを集大成したものと言える。この4分類の中に「状態動詞」というものがあり、前述の状態性動詞と重なり合うものが多いが、中には「状態性動詞ではあるが、金田一の唱える説の状態動詞ではない」という動詞もある。

 

問1 文中の( 1 )に入る最も適当なものを選べ。
   
1
能動詞と所動詞
2
主動詞と助動詞
3

本動詞と補助動詞

4
可能動詞と自発動詞
5
再帰動詞と非再帰動詞
   
問2 文中の下線部Aに関連した記述のうち、最も適当なものを選べ。
   
1
動作性動詞は、「~ました」または「~た(だ)」の形で、過去または現在を表す。
2
状態性動詞は、「~ます」または辞書の形で、習慣または未来を表す。
3
動作性動詞は、「~ます」または辞書の形で、習慣または未来を表す。
4
状態性動詞は、「~ました」または「~た(だ)」の形で、過去または現在を表す。
5
動作性動詞は、「~ます」または辞書の形で、現在進行または未来を表す。
   
問3 文中の下線部Bに関連した記述のうち、最も適当なものを選べ。
   
1
無意志動詞は、「~ない」の形で、否定推量を表す。
2
無意志動詞は、「~う(よう)」の形で、意志、意向を表す。
3
無意志動詞は、「~て(で)」の形で、命令を表す。
4
無意志動詞は、「~て(で)」の形で、願望を表す。
5
無意志動詞は、「~ます」の形で願望を表す。

 

解答解説を見る

【解答】

問1 1
問2 3
問3 4

【解説】

問1

可能動詞と自発動詞は未分化。再帰動詞と非再帰動詞という分類は日本語にはない。

問3

例えば、「(雨に)降って」のような、いわゆるテ形命令が願望を表す。

 



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