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No.215 2016/02/09~2016/02/15掲載
言語一般 日本語の構造 文法体系

*この問題は2008年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。 

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

 日本語学習者が苦労させられる文法形式に助詞がある。それぞれがいろいろな用法を持つのだが、何より先に彼らが学ぶのが「場所」を表す用法である。
 まず、「研究室にいる」と「研究室で勉強する」では、同じ場所を表すのに助詞が異なっている。つまり、「に」は存在の場所であり、「で」は( 1 )の場所を表す。「いる・ある」などの存在を表す動詞と共に用いられるのが「に」であり、( 1 )を表す動詞と結びつくのが「で」である。「で」はこの他に「( 2 )の場所」を表すこともあるので、注意しなければならない。
 また、「働く」は「で」をとるが、「勤める」は「に」をとる。同じような動詞に思えるが、これらの使い分けがあるのは( 3 )からと考えられる。

問1) 文章中の( 1 )( 2 )に入る適当なものを選べ。 

( 1 ):
1. 移動 2. 出来事 3. 状態 4. 動作 5. 目標
( 2 ):
1. 移動 2. 出来事 3. 状態 4. 動作 5. 目標


問2) 文章中の( 3 )に入る適当なものを選べ。

  1. 「働く」が意志的な動作を表すのに対し、「勤める」は無意志的な動作を表す。
  2. 「働く」が純然たる動作を表すのに対し、「勤める」は習慣を表す。
  3. 「働く」が現場での動作を表すのに対し、「勤める」は会社などの勤務を表す。
  4. 「働く」が労働という動作を表すのに対し、「勤める」は所属を表す。
  5. 「働く」が家事などの労働を含むのに対し、「勤める」は対価を伴う勤務を意味する。

 

解答解説を見る

【解答】

問1) ( 1 ) 4     ( 2 ) 2
問2) 4

【解説】

問1) 「渋谷でコンサートがあります」のように、存在の「ある」ではなく、出来事を表すこともある。

 



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