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No.173 2007/09/12~2007/09/18掲載
言語一般 日本語の構造 音声・音韻体系

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

 高さや強さ、テンポ、リズムのような現象は、韻律的特徴として取り扱われる。アメリカ構造主義言語学では、子音や母音といった分節音素とは別に、ピッチ、強勢などといったいくつかの分節音素にまたがって現れるような現象を「( 1 )音素」と呼ぶ。これらは、一つの分節音の枠を超えて、モーラや音節を単位として発話全体にかかわるのが特徴である。
  音節の定義は、研究者によってかなり異なり、音声学的な音節と音韻論的な音節の概念を区別する必要がある。一般に言語学では、日本語でみられる促音、撥音、長音は独立した音節とは認めず、( 2 )形成音として扱うことが多い。( 2 )では( 3 )という次元が問題になり、等間隔に区切られた( 3 )量の韻律的単位であると考えられている。ただし、等間隔といっても、物理的に等しい( 3 )であるというわけではなく、心理的に等しい( 3 )である。
  韻律的特徴として、アクセント、イントネーション、プロミネンス、リズムなどが挙げられるが、ここでは特に日本語のアクセントの問題を中心に考える。一般に「日本語のアクセント」といわれる場合、「個々の( 4 )について定まっている( 5 )の配置」という意味で使われることが多い。ここで注意しなければならないのは、「定まっている」というのは、「社会的慣習として( 6 )的に定まっている」というほどの意味であり、また「( 5 )」も、絶対的なことではなく相対的なことを意味している点である。

 

問1 文中の( 1 )、( 2 )に入る最も適当なものを選べ。
  1. シラブル 2. モーラ 3. 卓立 4. 超分節 5. ストレス
           
問2 文中の( 3 )~( 6 )に入る最も適応なものをそれぞれ選べ。
( 3 ): 1. 強弱 2. 時間 3. 母音 4. 子音 5. 高低
( 4 ): 1. 句 2. 文字  3. 音 4. 文  5. 語
( 5 ): 1. 核 2. 下がり目 3. 強弱 4. 高低 5. 音調
( 6 ): 1. 規範 2. 意図 3. 文化 4. 必然  恣意

 

 

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【解答】

問1)

(  1  )  4
(  2  )  2

問2)

(  3  )  2
(  4  )  5
(  5  )  4
(  6  )  5

 

【解説】

問1) ( 1 ) 超分節音素とは、アクセント、声調、イントネーションなどを指す。
    ( 2 ) モーラとは拍のことで、時間的なまとまりである。

問2) 特になし

 



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