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No.156 2015/11/10~2015/11/16掲載
言語一般 日本語の構造 文法体系

*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の文章を読み、後の問に答えよ。

 格助詞には「が、の、に、を、と、へ、より、から、まで、で」等があると言われているが、「が」は動作主・状態主を示すか、「~が欲しい」「~が~たい」などの文型を取って希望の対象を示す。
  また、「の」は体言の二者関係という特殊な機能で、他とは別個に扱うべき助詞であろう。つまり、「の」は他の格助詞と異なり、(1)をつかさどる。「AのB」の形で、Bに対するさまざまな関係を示すのであるが、Bそのものだけでは漠然とした概念をAによって意味限定する。

問1)

「水が欲しい」「お金がいる」などの「水が」「お金が」を指す文法用語として、「対象語」という術語を提唱した学者は誰か。

  1. 時枝誠記
  2. 三上章
  3. 金田一春彦
  4. 橋本進吉

問2)

文章中の(1)に入る最も適当なものを選べ。

  1. 題目
  2. 居体言
  3. 連体修飾
  4. 所有格

問3)

次の「体言+の+体言」の意味が、他と最も性質の異なるものはどれか。

  1. 賛成の方
  2. 横浜の友人
  3. 花見見物の客
  4. 上位入賞の選手

 

解答解説を見る

【解答】

問1)1
問2)3
問3)2

【解説】

問2)

文脈から、連体修飾語を作る格助詞「の」である。

問3)

2は所在を表す。他は、動作性の名詞について、その動作・作用・状態の主が後ろの名詞であることを表す。

 



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