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No.136 2006/12/13~2006/12/19掲載
言語一般 日本語の構造 意味体系

次の文章を読み、各問いに答えよ。

  語義は外界の指示物との関係と語集合の中の他の語との対立関係との二面から規定されるという。
前者の面から語彙項目を分類しようとするのが、分類体辞書に見られる方法で、指示物の体系としての枠組みを作り、それに個々の語を当てはめていくというものである。このような分類語彙表として有名なものに1852年に発表されたP.M.ロジェの(①)がある。金田一春彦は、日本語の語彙を外国のそれと比較すると、(②)などに関する語彙は豊富であるが、天体、鉱物に関する語が乏しいことを指摘している。
次に、他の語との対立関係という点から語彙項目を分類する場合であるが、先の方法がまず大きなまとまりから小さなまとまりへという方向であったのに対し、これは小さなまとまりから大きなまとまりへという方向である。具体的には語と語の意義の対立関係にどのような型があるかを考え、それを更に大きな語群に及ぼして語彙の体系に迫るというものである。

 

問1) 文章中の(①)に入る最も適当なものを選べ。
1. コーパス  2. カテゴリー  3. シソーラス  4. レキシコン


問2) 文章中の(②)に入れるのに不適当なものを選べ。
1. 魚  2. 鳥  3. 気象  4. 牧畜

 

問3) 次の語の組み合わせで、他と最も性質の異なるものを選べ。
1. 「産業」と「農業」
2. 「両親」と「父母」
3. 「旅館」と「ホテル」
4. 「卓球」と「ピンポン」

 

問4) 次の語の意味的関係が、他と最も性質の異なるものを選べ。
1. 「売る」と「買う」
2. 「貸す」と「借りる」
3. 「出席する」と「欠席する」
4. 「輸出する」と「輸入する」

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【解答】

問1) 3
問2) 4
問3) 1
問4) 3

【解説】

問1) シソーラスとは「宝庫」の意。語句を意味によって分類・配列した語彙集であるが、最近は、情報検索においてキーワードの示す範囲、キーワードと関連語の類似・対立・包含関係などを記述したリストの意味でも呼ばれる。
問3) 産業は「農業、工業、商業」などの上位概念を表す語である。
問4) 3. 以外は一つの事柄を、見方や立場を変えて表現した語。3. は対義語で、一方を否定すれば必ず他方になる関係の語。

 



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