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中級

言語と教育<言語教育法・実技(実習)>

一言で言えば、初級と上級の中間段階が中級であるが、初級、中級との境界をどこに置くかその定義付けは難しい。2009 年までの「日本語能力試験」の認定基準では、学習時間600 時間程度、語彙約6,000 語、漢字1,000 字と規定されている。内容的には、抽象的なものはまだ無理だが、日常会話レベルではあまり不自由を感じることはないレベルと言える。口頭練習より読解が学習の中心となり、文型もより微妙なニュアンスを伝えるための中級表現や慣用的な表現も多くなる。書き言葉の文体のものが教材として使われるようになり、語彙も急激に増える。中級の指導では、初級で学習してきたことを整理しながら中級的な項目を学習し、上級段階へつなげていかなければならない。中級は学習の難しい時期であり、文型や語彙など自分で使えなくてはいけないもの(使用語彙・使用文型・使用漢字)と、自分では使えなくても理解できればよいもの(理解語彙・理解文型・理解漢字)を教師側で分けておくなどの配慮が必要である。